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報告書

段丘堆積層における$$^{237}$$Np及び$$^{241}$$Amの分配係数

田中 忠夫; 武部 愼一; 小川 弘道; 村岡 進

JAERI-Research 98-018, 20 Pages, 1998/03

JAERI-Research-98-018.pdf:0.94MB

六ヶ所村の段丘堆積層から採取した凝灰質砂、砂岩、凝灰岩を対象として、$$^{237}$$Np(V)及び$$^{241}$$Am(III)の吸着及び脱離実験を実施し、分配係数を測定するとともに吸着メカニズムについて検討した。$$^{237}$$Npの分配係数は、pHが高くなるに従って増大する傾向を示したが、共存するNa及びCaイオン濃度の影響はみられなかった。$$^{237}$$Npの試料への吸着は主として可逆的な吸着メカニズムに支配されているため、$$^{237}$$Npの移行挙動は分配係数を適用した吸着モデルで予測可能であることを示した。$$^{241}$$Amの分配係数は、pH7~8で最大となった。また、Na及びCaイオン濃度が高くなるに従って減少した。$$^{241}$$Amの吸着は非可逆的な吸着メカニズムが支配的であり、$$^{241}$$Amの移行挙動を高い精度で予測するためには、非可逆的な反応を考慮した吸着モデルの適用が必要であることが示唆された。

報告書

Purexプロセス溶液からの白金族元素の電気化学的除去(2)

小泉 健治; 小沢 正基; 富樫 昭夫

PNC TN8410 93-006, 38 Pages, 1992/12

PNC-TN8410-93-006.pdf:0.7MB

Purexプロセスの抽出工程において、白金族はクラッド発生の原因と考えられている他、一部のRuはU及びPuとともに抽出される。一方、白金族は希少金属であるため、これらを溶解液及び濃縮高レベル廃液(以下、HLLWという)から除去・回収することは、再処理プロセスに有効である。白金族元素等の除去・回収技術の確立を目的として、前報では各白金族の析出開始電位と硝酸濃度、電極材料の関係、ならびにPd及びRuの最適析出電位の存在などを明らかにした。本報では、最適析出電位に与える共存イオンの影響及び析出速度に与える共存イオン及び液温の影響などを検討した。ガラス製電解セル200mlに、対照電極として白金線、参照電極に飽和カロメルを用いて電解装置とした。作用電極はTi及びTaとし、単味白金族を含む硝酸溶液及びこれらのU共存溶液を用いた。ポテンシャルスイープ法により、電気化学的挙動の把握を行った。本試験より、以下の結果を得た。1)白金族元素の析出速度には、電位依存性が認められる。2)Pd及びRuは、Uが共存した場合も最適析出電位は存在する。3)析出速度は、Uの共存により低下する。4)析出初期では、電極材料によって析出速度に与える液温の効果が異なる。5)析出後期では、電極材料による違いは無くなり、液温を上げることにより析出速度は増加する傾向がある。

報告書

Purexプロセス溶液からの白金族元素の電気化学的除去(1)

小泉 健治; 小沢 正基; 河田 東海夫

PNC TN8410 92-153, 16 Pages, 1992/05

PNC-TN8410-92-153.pdf:0.69MB

ピューレックスプロセスの抽出工程において悪影響を及ぼす白金族元素等の溶解液及び濃縮高レベル廃液からの分離回収技術の確立のため、硝酸溶液中の白金族元素(Pd、Ru、Rh)の基礎的な電気化学的挙動を明らかにする。ガラス製電解セル500mLに、対照電極として白金線、参照電極に飽和カロメルを用いて電解装置とした。作用電極はPt、Ti、Ta、SUS及びグラッシーカーボン(GC)とし、電解基礎液は単味白金族溶液、模擬濃縮高レベル廃液及びこれらのU共存溶液を用いた。析出電位の把握には、ポテンシャルスイープ法を用いた。また、この結果を基に長時間電解を行い、模擬濃縮高レベル廃液からの白金族元素の回収率を検討した。本試験より、以下の結果を得た。(1)析出開始電位は、硝酸濃度により過電圧を受けるが、電極材料及びウランイオンの影響は受けない。(2)パラジウム及びルテニウムには、最適析出電位が存在する。(3)最適析出電位は、硝酸濃度の影響を受けない。(4)析出速度は、電極材料及び硝酸濃度によって異なる。(5)適切な分極電位の設定によりPd及びAgの選択的な回収が可能である。(6)Uの共存によってRh及びRuの回収率は低下するが、析出特性に変化はない。各白金族元素には、それぞれ適切な分極電位(最適析出電位)が存在することが判明した。また、回収試験よりPdは高濃度硝酸条件(3.0Mほど度)でも十分回収が可能であることが分かった。

論文

臨海砂質地層における放射性核種の分配係数に及ぼす地下水中イオン組成の影響

田中 忠夫; 山本 忠利; 加藤 正平; 風間 広志*

日本原子力学会誌, 33(4), p.373 - 380, 1991/04

 被引用回数:2 パーセンタイル:31.86(Nuclear Science & Technology)

海岸に隣接する砂質地層(通気層および帯水層)における$$^{60}$$Co、$$^{85}$$Srおよび$$^{137}$$Csの分配係数の分布を測定した。さらに、分配係数と地下水のイオン組成との関係を明らかにするため、分配係数に及ぼすpH、導電率およびK$$^{+}$$、Na$$^{+}$$、Mg$$^{2+}$$、Cu$$^{2+}$$、Cl$$^{-}$$、HCO$$_{3-}$$、SO$$_{42-}$$等の共存イオン濃度の影響を調べた。分配係数は3核種ともに海岸に近い地点の砂層ほど小さくなる傾向を示した。$$^{85}$$Srの分配係数は、通気層に比較して帯水層で著しく減少した。これは地下水中に含有されるMg$$^{2+}$$、およびCa$$^{2+}$$に起因していることを明らかにした。さらに、分配係数に与える共存イオン濃度の影響に基づいて地下水のイオン組成から算定した分配係数と実測値の間には十分に良い一致が見られた。したがって、臨海砂層における分配係数の分布を地下水のイオン組成の分析から推定可能であることが見出された。

報告書

酸化還元電位測定検討システムの製作

野村 末雄*

PNC TJ7422 90-001, 109 Pages, 1990/06

PNC-TJ7422-90-001.pdf:2.49MB

現在の地層処分技術開発の大きな目的の1つは、我が国における処分システムの長期安全性について示すことである。その安全性の立証は、天然バリア・人工バリアの性能評価によって行なうことになっている。天然バリアの性能評価を行なう上で人工バリアの安定性や核種の溶解・沈殿に大きく影響を与える要因である酸化還元電位(Eh)を正しく把握することは極めて重要である。原位置におけるEh測定値は、測定に伴う様々な要因(大気、共存イオン、測定センサーなど)によって大きく影響を受けるため、それを測定するための信頼性の高い測定装置を製作するためには、それらの影響因子について正確に把握しておく必要がある。本件では、基礎試験を実施することにより、Eh測定値へ影響を与える因子の種類とそれらの影響程度を明らかにし、現在稼働中の坑内原位置Eh測定装置の改良と近い将来製作予定のボウリング孔における原位置Eh測定装置の設計に反映させることを大きな目的とする。

論文

放射線-オゾン併用処理による水中のフルボ酸の除去

新井 英彦; 宮田 定次郎; 新井 陸正; 作本 彰久

水道協会雑誌, 53(4), p.35 - 42, 1984/00

塩素殺菌処理により水道水中に発ガン性の疑いのあるクロロホルム等のトリハロメタンが生成していることが、ここ数年来、世界的に問題となり、その対策が急がれている。このトリハロメタンは、上水原水中に天然に含まれているフミン質類と塩素との反応で生じたものと考えられている。本研究では、フミン質類の中でも処理が特に困難とされている水中の微量のフルボ酸の除去を、放射線とオゾンとを併用する処理法で検討した。この方法による処理により水中のフルボ酸の濃度を、トリハロメタンの生成が十分に抑制できる程度(全有機炭素量、TOC、で1mg/l以下)にまで短時間で効率よく低下させることができた。また、この処理法によると、TOCの除去速度が、PH、オゾン濃度、処理温度および共存するイオンの影響をほとんど受けないことを明らかにし、この処理法がフルボ酸の有効な除去法となり得ることを示した。

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